あの日

　目の前を　走り抜ける　自動車
　遊び疲れた　子供たちの
　　　夢が見えかくれする　
　　　テイルランプ　赤く燃えて
　　　街の灯に　ゆれて遠ざかる

　朝もやの中　帰り道を　見失って
　走り疲れて　黙り込んだ
　　　路地裏で　泣いていた
　　　訳を　いつか　話すときは
　　　空の色　思い出してみる

　　覚えていたら　肩をたたいて
　　離れていても　声はきこえる

　　　頭の中では
　　　　想像力　限界まで　使い果たし
　　　　記憶の断片　つなぎ　呼び戻し　もてあそび　
　　　　姿かたち　ありのままに　思いのままに
　　
　　　頭の中では　頭の中では
　　　　数少ない　言葉の中に　意味を求め　希望を求め　　
　　　　ただ　ひたすらに　時間と空間を　止め　
　　　　いたずらに　流れる　煙りの中に　込め

　　　頭の中では　頭の中では　頭の中では
　　
　忘れていた　子供たちの　遊び方は
　夜にかくれて　迷い込んだ
　無邪気さゆえ　残酷な愛の　かたち





　
　　

　自由へ
　
　東側から　解放の知らせ
　見渡す限り　そこに　自由や
　よろこびのうた　あふれた
　手にもって　来た来た

　先をゆく者は　幾千の孤独
　闇を裂く声　そこに　無情や
　悲しみのうた　きこえた
　輪になって　来た来た

　　ここからは　さらに　遥かまた　遠く
　　群れる人の背を　越えながら
　　荒れ狂う波と　我々の叡智（勇姿）
　　燃え盛る炎　風と散れ

　　　進め　走れ　高く　速く
　　　胸に　キバ持て　さあ
　　　歌え　踊れ　消える前に
　　　若き　血を持て　さあ

　戦いの夜に　婚礼の儀式
　赤児を　とりあげたのは　その指導者
　よろこびのうた　あふれた
　絵になって　いたいた


　　　












　スウィートカニバル
　
　羽根を　もぎとられたの　踊れない
　ステップが　からまって
　
　夢が　追いかけてくる　眠れない
　ためいきが　透きとおって　消えた

　　そんな　二人の夜
　　Sweet Sweet Sweet  Night...

　彼は　紫の雲　戻れない
　知り合って　知り過ぎて　消えた
　
　雨は　降りつづいてる　帰れないね
　悲しみは　流されて　とけた

　　あした　きっとだよ
　　手も足も　全部
　　ずっと　一緒だよ
　　全部　たべてみる

　　Sweet Sweet Sweet  Night...
　　Good Bye Bye Bye...