MUSOU
Written by
Chiaki Yoshihara

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GHOSTは 演劇性のあるバンドといわれることがある。
ルーリードのベルリンのように1つの物語をオペラのように
ライブで表現したい、、
人生の喜怒哀楽をライブハウスという空間で
生ききることができるのか、、
実験的 挑戦的に 現在進行中のGHOST。



CHIAKIの 映像史

小さい頃の記憶は 今も生々しく そのほとんどは映像(TV、映画)の中なのだが
特に 小学校時代 あの頃の感受性は想像以上に鋭く 四方八方へ
果てしなく 伸びていた。

ローマ時代の英雄たちの恋物語(クレオパトラ)、、
映画館でみて あまりの恐さに不眠症になった人喰いザメ(ジョーズ)、、
男なのか女なのか? 一体この人は何者だ?(美輪さん)、、
強烈なインパクトを忘れることはできない。

ショーケンのうたが彼の生き様、彼そのものであるように、
ショーケンの演技も彼そのもの。
私を刺激してきた人たちは皆 危うく 気高く 哀しく 強い。

上京してから10数年、追いかけたい人たちは いつも 映像の中。
キースリチャーズをLet's spend the night togetherでみたときも
マイルスデイビスをCBSドキュメントのインタビューでみたときも
ジミヘンのモンタレーを渋谷の映画館でみたときも。

ストーンズの海賊盤ビデオを集めていて
あの時代あの場所にいることができたら
どんなに良いだろうといつも思っていたけど、
実際 ’89全米ツアーを初体験し
東京ドームで キースのピックを手に入れたところで 1つ終止した。
生を 経験したことで 記録したものから刺激を得られなくなったからか、、

なぜか 最近 映画より芝居をみることが多くなり、
友人のライブをみることが多くなり 映像史が休止している。
空間の共有の魅力にはまっている。

GHOSTのライブも ビデオやテープより生がいい。
空間の勝負。
空間で人生を生ききることへの挑戦。
瞬間をつかまえる。
空気を感じてほしいバンドである。
しばらくは 生を楽しんでいたいと思う。

 

ジャック・ニコルソン/カッコーの巣の上で
スーザン・サランドン/テルマ&ルイーズ
ジーナ・ローランズ/グロリア
ロバート・デ・ニ−ロ 
マーロン・ブランド/ゴッドファーザー
アル・パチーノ/恋のためらい
ジャンヌ・モロー/死刑台のエレベーター
萩原健一/もどり川
桃井かおり/前略おふくろ様
緑 魔子/盲獣
美輪明宏/黒蜥蜴

ジミヘン オーティス/モンタレー ライブ
チャック ベリー/ヘイル へイル ロックンロール
ジャニス/ジャニス
ローリングストーンズ/ギミー シェルター
ボブディラン/ドント ルック バック
ボブマーレー&ウェイラーズ/ライブ
ビリーホリデイ/ロング ナイト オブ レディデイ
萩原健一/アンドレ マルロウ ライブ
ドアーズ/トリビュート トゥ ジムモリソン
リッキーリージョーンズ/ライブ 1992