Written by Chiaki Yoshihara musou top 3度目の ストーンズ来日には 足を運ばなかった。 巷には 軟弱な音楽と 見かけ倒しの パンクス達が溢れていた。 私は すでに 暴力的 破滅的な生活から 遠ざかり 顔つきも 昔にくらべれば 穏やかに なっていた。 自分で つくった曲を ライブで やれるという 充実した生活。 私は 満たされている 気が していた。 地下の その汚い ライブハウスで 彼らを 見る その瞬間までは、、、。 喜びが 増えていくと 同時に 私に 今 ないものが 見えてくる。 そこにいた4人は 凄まじい エネルギーと ギラギラとした 個性と 誰にも 止めることのできない 速さ 光よりも 速い 何かを 私に 放っていた。 何が 一体 どうなっているのだろう、、、 この人たちは 一体 どこから来たんだろう、、、 どうして こんなに スゴイんだろう、、、 その 塊は 華やかで 毒々しく 皮肉に満ち 解放され とどまることを 知らず 一つの方向へ 真直ぐに 向かっていた。 すべてが 終わった時 私は とても 落ち込んでいて 見ては いけないものを 見てしまった 踏み込んでは いけないところに 入ってきてしまった、、、 誰にも 何も 告げず 階段をよろよろと のぼり となり街の バーへ 行った。 そこには 若い頃 互いに 生死をかけて ぶつかりあった人がいた。 衝撃は言葉に ならず 一杯だけ飲んで 家に 帰った。 形あるものは 壊れ 永遠なんて ない それでも 変わらずに そこに いて欲しいと 願ってしまう ちっぽけな 私という 存在の ちっぽけな 願いは 受け入れられないのだろうか、、、 また 別の 遠い場所へ 行く その 後ろ姿を 見送り 再び あることのない 祭りの 賑わいに お別れをいう 選ばれし者たちの 宴 許されることならば、、、 永遠に その輪の中で 踊りつづけていたい 許されることならば、、、 |