2000年11月22日(水)新宿 クラブドクター りえとちあきの秋の宴 vol.5 ”青春の広場” 博愛コネクション企画 人それぞれ意見はあると思いますが 自分は女性と男性の違いというものは 音楽にも必ず反映される(べき)と信じているので 今回の演奏を聴いていると まさに女性同士の音の対話 というものを じわじわと感じさせるものがあり 非常に面白かったです。 お二人のユニットとしての演奏には 人数の少なさとは関係なく 「表現力」という意味で 聴く者を圧倒するものがありました。 それが 決して押しつけがましくないところが 良かったのです。 途中でシュールな展開になって ちあきさんのギターに りえさんのタムタムが絡んでいくあたりには 特に興奮させられました。 絵画的アプローチの演奏 という印象でした。 りえさんのドラミングは 非常にしなやか かつ 表情豊かで素晴らしかったです。 繊細な音と 力強い音の ダイナミックスの使い分け 音の間隔の空け方 そのあたりが絶妙でした。 ちあきさんのギター エフェクターの使用は 正解だと思いました。 楽曲とヴォーカルにも とても合っていましたし。 この際 曲によっては完全なエレクトリック・ギターで演奏してみても面白そうですね。 さらに言えば あのお二人の音にベースが乗ったらどうなってたかな と興味を持ちました。 完全に ひとつの世界を 作り上げていたライヴでした。 written by Jacques A. Mano |